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GOALS

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12 つくる責任つかう責任

自然と共生する ?建築のあり方を問う

環境人間学部

水上 優?教授

建築は人間を包み、その建築は自然に包まれています。建築は自然環境と人間活動との関係の表現に他なりません。有機的建築によって自然と人間が響き合うことを目指した建築家フランク?ロイド?ライトの思想と作品を研究しています。既に世界遺産に登録された8件のライト建築にさらなる追加登録を進める活動はじめ、建築作品の保存?活用に関する研究も行っています。


化学農薬の代替となる殺菌水の開発

工学研究科

岡 好浩?准教授

水だけを原料とした人体や環境に安心安全な殺菌水を開発しています。近年、農薬抵抗性病害の出現、化学農薬による健康への影響などの問題から、減農薬につながる新たな殺菌剤の開発が求められています。「キャビテーションプラズマ技術」を応用し、植物病原菌に高い効果のある殺菌水を生成することができます。キャビテーションプラズマ殺菌水は化学農薬に依存することのない持続的農業の実現に大きく貢献できると考えています。


ペロブスカイト太陽電池と水素燃料電池の研究開発

工学研究科

伊藤省吾?教授

クリーンエネルギーへの変換を求められている人類ですが、新しい一次エネルギー源が無ければ達成できません。そしてついに,高耐久型のペロブスカイト太陽電池が完成しました(写真中に私が持っているものがそれです)。さらにそのエネルギーを使用するために、超耐久型触媒および白金フリー触媒の水素燃料電池も研究開発しております(写真右端が水素キャビネット,左端が空気ボンベです)。良い物が出来つつあります。


公害問題にみる地域社会のもつ経済成長促進機能の把握

政策科学研究所

大澤 篤?講師

持続可能な社会の実現には、過去に経験したことから学ぶことも必要になります。世界各国?地域の経済発展の歴史を辿れば、工業化の過程には公害問題を伴いました。現在、かつて秋田県鹿角地域に生じた煙害に焦点をあて、賠償等を通じた市場的解決の難しい問題に対して、地域社会がとった具体的対応を把握することで、経済発展や企業成長の望ましい在り方に関する歴史的教訓の引き出しに取組んでいます。


環境中の微小エネルギーを有効利用したセンサ用電源素子

工学研究科

神田 健介?准教授

身の回りにある、振動や風雨などの小さなエネルギーを有効活用する素子を開発しています。IoTセンサなどの電源素子として利用することで、電池レス、電池フリーで環境にやさしい自律システムの実現を目指しています。将来的なセンサ集積を見据え、半導体製造工程を利用したMEMS(回路と機械要素を一体集積化したマイクロシステム)として開発しています。


機能性バイオマス材料の省エネルギー合成プロセスの構築

工学研究科

柿部 剛史?准教授

セルロースやリグニンといった非可食性の植物バイオマスは食料と競合せず、また高分子であるため化石資源に替わるプラスチック材料として期待ができます。私たちは、これら植物バイオマスの誘導体化による機能性材料への変換と、省エネルギーコストでの合成を目指した合成プロセスの構築を行っています。さらに得られたバイオマス誘導体に、生分解性などの機能性を付与することで、環境負荷の低い材料設計を目指しています。


研究科における地域資源の保全を目的とした啓発活動の実践

緑環境景観マネジメント研究科

山本 聡?教授

取組み内容:近年、里山では生業の変化により植生が変わり生物多様性が失われつつあります。そのような状況の認識と生物多様性の保全意識を高めるため、各種イベントでのガーデン制作等を通じた啓発活動をおこなっています。淡路花博20周年記念花みどりフェアでは、「Bamboo Life ‘竹でつなぐ庭’」と題し、地域の放置竹林の竹を用いたガーデン作品を学生や職人の方とのコラボレーションにより出展しました。


その他のゴールの取り組みは、研究取り組み一覧でもご覧頂けます